星月夜雑記

一箱古本「星月夜」母娘の雑記のような何か。

屋号の由来

ある日の夕食にて。

母「徒然なるままに仕事中、アンタの書いたブログ記事読んだわ」

娘「大したことは書いてなかったでしょ。というか下書きの読ませたでしょ」

母「それより○○さんのブログが~」

 

徒然なるままに、と聞くと吉田兼好徒然草を真っ先に思い浮かべる。娘です。

理由は単純明快で、中学の頃に古典で暗誦させられた覚えがあるからなのですが、そもそも日常生活で"徒然なるままに"なんて口にする人が世の中に一体どれほど居るのでしょう。

ともあれ、そんなに暇なら雑記帳を書いてくれてもいいのにと思うのですが、不穏な気配を察してせっつくのは止めておきました。

活字中毒とはいえ完全に読む専門の母。任せたところで最終的に娘が推敲して手を加えることになる予感しかしないのです……経験からして。うちの一箱古本市での紹介文や各種メールは母に管理するようになっていますが、なんだかんだ娘が手伝っております。

 

それはさておき。

先日、他の箱主さんたちとの談話中に"屋号の由来について"が話題に上りまして。うちの屋号を考えた人……つまり母がその場に居なかったため、「申込時のその場の思いつきじゃないですかねー」と適当に答えていたのですが、後日確認してみました。

娘「うちの屋号の由来とかってある?」

母「"星月夜"ってキレイやと思わん?」

だとか。やっぱり単にその場で浮かんだ言葉だったのでは。ちなみにゴッホの同題の絵画とは無関係です。というか絵画については先程知りました。

娘としてはこの屋号に特に思い入れも感慨もありませんが、年に2,3回ほど掲げていると不思議と馴染んでくるものではありますね。捻りも面白みもないけれど、どことなく静謐さを想起させられるような。

 

まぁ、実際の母と娘はよく喋りますが。

見た目のみならず口が減らないところもよく似た母娘です。とにかく喋ります。更に困ったことに声が大きくよく通るので賑やかを通り越して実は煩いのではないかと心配になることもあります。普段あまり気にしませんが。

よく喋るといっても、二人が揃うと娘は聞き手に回ることが多いような気がします(家ではそんなことありませんが)

喋る母に娘が横から合いの手や突っ込みを入れて更に話を広げたり、笑いどころを持たせたり。ちょっとしたコンビのようでもありますかね。母娘として互いをよく知っているからこそ容赦なくツッコミが成せるものかもしれませんが、そんなところが"面白い"と感じていただけたら嬉しいなぁなんて。

 

娘は比較的沈黙も厭わないつもりですが。あくまで"つもり"。

 

そういえば、平積みにしている絵本の整理を始めました。進捗とかちょっとしたことがあれば書きたいなとは思います。

「きつねのかみさま」が何故か4冊ありました。