星月夜雑記

一箱古本「星月夜」母娘の雑記のような何か。

旅先で本を買うこと

 

先日、友人と小旅行をしてきた娘です。先日と言ってももう10日以上も前のことになりますが。

春先からずっと行きたかった敦賀へようやく行けて、概ね満足といったところでしょうか。行けなかった場所がいくつかあるので、次のお楽しみにしようと思うのです。定期的に敦賀へ行くだろうなぁ、と今回の旅の目的から考えていたり。

旅の話はさておき、本のこと。

 

旅先で本屋を見かけたら入りますか?

旅の途中でも買いますか?

 

本屋と言っても古本屋であること前提になりますが、星月夜母娘はほぼ必ず入ります。急ぎでなければ間違いなく入ります。良いなと思うものがあれば買います。一応、荷物の量は考慮に入れようと試みるけれど大抵が無理をしがち(その重い物を持つのは娘の役割)。

遠出した場合は近くに本屋がないか調べたりするくらい。本を目当ての外出や旅でなくともつい買い込みます(だから本が減らない)。滅多に行けないお店だからこそ、余計に立ち寄りたくなるのです。

平易的に言い換えると、感覚的には「そこでしか味わえないグルメを求める」ようなものかなと。

本屋があると判れば突撃することが当たり前となっていたのですが、旅に同行してくれた友人(別行動中だった)に「見てくるだけで、本をそんなに買うとは思わなかった」と言われてしまいまして。その言葉がまぁ胸に深く刺さる。

本人に特に意図というか、他意はなかっただろうけど妙に考え込んでてしまって。買ってもせいぜい1,2冊程度だろうとか、古本ばかり買ってなんなんだ、みたいな。そんな風にも取れてしまう。

身の回りに本を読む、買う友人が居ないから余計に悩ましいというか、嬉しい楽しい気持ちが冷たくなって悲しくなるというか。理解してほしいわけじゃないけど、好きなものに夢中になることを否定されたような。もしかしたら私も、まったく違う内容で同じ事を他の誰かにしているかもしれないと思うと気をつけないとなぁなんて。

 

ともあれ、同世代に本好きが少なくて寂しいし、旅先で本を買うことは本好きとして当然なんじゃないかな!みたいなことが書きたかった。書き出してから1週間くらい言葉が纏まらなくて、危うく没にするところでした。