星月夜雑記

一箱古本「星月夜」母娘の雑記のような何か。

2017年を振り返る

 

最後に書いたのが7月ということで、随分と長く放置しておりました。いっそこのまま更新すら放棄して雑記帳などなかったことにしてしまおうかと考えたほど。

娘です。

 

一年の総括をするにはまだ早いですが、2017年は母娘ともども本と本が好きな方々とに囲まれた年だったように思います。お声掛けいただいて幾つかの一箱古本市に出店したり、ちょっとした集まりに顔を出したり、古本市で買い込んだり。本を買い込むのはいつものことで取り立てて新しいことでもないですが。

それでも、知り合った方々に影響されて買う本が増えました。特に母が。「今年一番の本は?」と訊かれると

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と答えるそうです。もう今は手元から離れてしまいましたが、もう一度見かけることがあれば買ってもいいかなー、なんて時々ぼやいております。私も読んだけれど、たしかに面白かったです。文庫もあるのでお勧めしておきます。

では、娘の今年の一冊は?となると返答に窮するので特別な一冊は無かったのかもしれません。買えて嬉しかった本ならあるのですが、母ほど本を買ってなければ読んでもいないので当然のことかもしれませんが。

それでも欲しくて探して買った本ならひとつ。

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とあるゲームから興味を持って調べたことがきっかけでした。近代イギリスに関する本ばかり買って読んでいるのでフランスの歴史には驚くほど疎く、フランス革命もほんの一部しか知らないのでさわりとしては丁度よかったのかもしれないなと。だからといってフランス史を勉強しようなどと思いませんが。

 

なんとなく目に留まって、面白そうだから買う。そして読む。作家で買うことも基本的にしないし、欲しい本があって探すわけではない。興味とか好みで選り好みは当然するけれど、割と本だったらなんでもいい。

こんなスタンスで読んでいるので同世代の友人知人に驚かれる。そもそも周りに本を読む同世代の友人が決して多くないので本の話はあまりしない。たまに話題の流れに沿って本の話をすると驚かれる。本を読まない人たち(それも娘の同世代)にとって、本はイコール小説という認識が強いようでエッセイ本の類は案外見落とすようです。口絵とか写真も多いんだよと紹介すると、本への敷居が低くなるらしい。

とはいえ同世代の友人たちって基本的にソーシャルゲームに必死で、余暇はちょっとテレビを見てゲームして終わり!だったりするので少々…いやかなり寂しくもあるのですが。ゲームと読書は同時に行えないので娘的にも時間が足りずもどかしいところ。

年内はあと何冊の積読を崩すことができるかなぁ、と某ソーシャルゲームのイベントを進めながら思うのでした。